猛暑を乗り越えるための革命的ヘッドホン(2025)
猛暑を乗り越えるための革命的ヘッドホン(2025)
猛暑。
それは年々厳しさを増し、真夏ともなるといよいよ災害級の暑さ、酷暑が続く日々になりました。
こうも暑いとヘッドホンをつけて音楽を楽しむこともままなりません。耳元の蒸れ、熱の籠りによる不快感は音楽体験を容赦なく妨げます。
ヘッドホン派の方も夏場はイヤホンを使う人は多いのではないでしょうか。
しかし、しかしです。
本来、我々は夏でもヘッドホンをつける権利を持っているはずなのです。
それが現実はどうでしょうか。
この現状はもはや、夏による我々人類に対する弾圧であることを疑う余地がありません。
我々は、ヘッドホンをつけるという自由を夏に脅かされているのです。
こんな事は到底容認されるべきではありません。
奪われた自由は、抗い、立ち向かい、取り戻さなければなりません。
そこで私は自然という逆境に対するカウンターアクションとしてこのヘッドホンを開発しました。
不快な蒸れ、熱籠りを徹底的に排除するために、ハウジングに巨大ファンを搭載。
強制空冷により耳元の換気を行い、積極的に排熱と湿気の除去を行います。
空冷効率を最大限に高めるため、大胆にもドライバーユニットの前面にファンを配置。
通風の障害を可能な限り取り除き、圧倒的な風量で耳元に快適性を提供します。
また副次効果として、音楽を聴きながらファンを起動する事であらゆる再生音を宇宙人化させることに成功しました。
これにより、誰もがやったことであろう、ありし日の夏のひと時にいつでも想いを馳せることができるようになりました。
私が知る限り、これはヘッドホンとして世界初の機能です。
この画期的なヘッドホンによって、暑さによる夏の束縛を打ち破り、いついかなる時も涼やかに音楽を聴けるという新しい音楽体験を生み出すことができました。
さらには子供時代のノスタルジーをも想起させることに成功しました。
夏に使うヘッドホンとしてこれ以上相応しいものは無いでしょう。
この機能性の前では音質がどうだろうがファンの騒音がうるさかろうが些細な問題です。
人類の自由の奪還はもう目の前です。
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夏休みの自由研究として仕上げました。
思いついたまま作ってみたら設計一発目で狙った通りに出来上がって嬉しかった作品です。
ドライバユニットを固定する3Dプリント部品の印刷が難しく苦戦しました。
光造形3DPは印刷時間が長いうえ、リカバリにも時間がかかるので大変です。
イベントの折には持って行きたいと思うので是非多くの方に体感いただきたいです。
Special Thanks!!!
Music: 盛夏、旱天を仰ぐ feat.小春六花
Artist: Yori / Sodalite Lab.
https://www.nicovideo.jp/watch/sm41042436